目的と目標の明確化
業務改善に限らずですが、何かを始める場合において目的と目標は大事です。
目的を明確にしない場合、進むべき方向が人によって解釈が変わってしまうことがよくあります。
それぞれの言葉の意味を理解して行動することが、非常に重要です。
目的とは
目的とは何のために行うのかというゴールのことを指します。
例としては以下のようなものが考えられます。
- 売り上げを増やす
- 利益を増やす
- 作業時間を短縮する
- 作業における事故の発生を抑制する。
など。
目的の明確化
ではなぜ目的を明確化しなければいけないのでしょうか?
例えば、業務改善のための自社の業務に合いそうなITシステムの導入を検討するとします。
そこで、A社、B社、C社にITシステムを提案されました。
- A社は、現状の売り上げを改善する仕組みを提供
- B社は、作業時間を短縮する仕組みを提供
- C社は、トラブルを軽減する仕組みを提供
さて、どのシステムを導入すれば良いでしょうか?
当然ですが、目的が明確でなければ、どのシステムを導入すべきか決められません。仮に全てのシステムを導入したとしても、どのシステムを先に運用すべきかもわかりませんよね。
もし目的が「売り上げを増やす」であれば、A社をすぐに選ぶことができます。
目標とは
目標とは、目的を達成するために行う手段の達成点のことを指します。
例えば売り上げを改善する場合に、営業マンの一月あたりの顧客訪問回数を増やすことにするとします。
もし倍の顧客に訪問できた場合、売り上げが改善できるとしたらその行動を起こす必要があります。
仮にこれまで10件訪問していたのなら、倍の20件訪問する必要があります。つまり20件訪問するというのが目標になります。