これまでの経験

佐藤です。

今回は、私の過去の経験についてご紹介いたします。

オペレータ〜プログラマー時代

私はこれまで26年間、コンピュータに関わる仕事をしてきました。

会社に入って最初に従事したのは官公庁向けの地図情報の入力業務。データ化された地図の上に、水道管や下水管の線を引き、属性を入力するという作業でした。約2年間半はオペレータをしていました。

次に携わったのが、C言語によるプログラム開発。その当時はまだNECのPC98シリーズが全盛で、MS-DOS環境で作業をしていました。もともと私はプログラマー志望で情報処理学科の学校に通っていたので、念願かなったという思いでした。

プログラム開発についてはその後、開発言語をVisualBasicに変わりましたが業務としては10年くらい経験しました。

インターネットに興味を抱き、HTMLを勉強

開発業務に携わるようになって数年後、世の中は大きく変化しました。それはWindows95の登場とインターネットの利用始まりです。ただ出始めの頃はパソコンも高かったし、自宅でインターネットは敷居が高かったので指を加えて見ているような状況でした。

1997年頃だと思うのですがインターネットが本格的に普及し始め、ホームページを作る人が世の中で出始めました。その頃には私もインターネット回線を当時住んでいたマンションに引いていたので、自分も作りたいと思い勉強を始めました。

当時はまだHTML4.0が主流で、開発の仕事もそうでしたが今みたいにネットで検索すれば情報が拾える時代ではなかったので、本屋で参考書を買ってきてメモ帳にタグを打ち込んでページを作って契約していたプロバイダのサーバにアップするというようなことをしていました。

オンラインチャットも流行っていたので、ネット上で知り合った人と自分のサイトのURLを交換しあって見せ合うことが楽しくて時には寝ずに作業していました。

当時はダイアルアップ回線&モデム回線でネットに繋いでいたので、結構トラブルも多かったのでかなり勉強した覚えがあります。この経験が今も生きていると思っています。

システム管理への異動

30代に入った頃、再び転機が訪れました。開発業務からシステム管理の仕事への異動です。システム管理は裏方作業なので好きではなかったのですが、サラリーマンですから仕方ないです。当初は嫌々ながらも担当していました。

システム管理の仕事はほぼ一人でやっていました。(今から思うと理不尽ですが・・・)PCからサーバ、ネットワーク機器の設定はもちろん、利用者のトラブルシュートからウイルス対策等に関することもまで何でもやりました。

ここでも基本的に社内で教えてくれる人はほとんどいなかったため、ネットで情報を集めたり、取引先のベンダーに質問したりしながら対処していました。

情報セキュリティ対策担当へ

2003年頃に入った頃、世の中ではMSBlastの脅威に晒されました。世間一般的にウイルス対策や情報セキュリティなどが意識されるようになったきっかけだったと思います。私もその当時、社内で情報セキュリティ対策をすることが仕事に貼ってきたことを覚えています。

その後ですが、個人情報保護法が発令されたことをきっかけに社内でも対応が必要ということになりました。ここでISO27001を取得することになり、事務局を担当することになりました。情報セキュリティの仕事はシステム管理の仕事と並行して10年ほど経験しました。

この期間は技術的なこともそうですが、人を育てることについても学びました。活動を行う上で周りの協力は不可欠でしたので、コミュニケーションが絶対的に必要です。コンピュータのことはそれまで散々勉強してきましたが、コミュニケーションは苦手意識があったので、カバーするためにコーチングを学びました。

振り返って思うこと

振り返ると会社員生活の中では仕事の経験も含めて、日々勉強していたと思います。人生は常に学びの日々だとつくづく思う今日この頃です。